おれはもうおなかすいた(@ADHD、薬剤師)
トランプ大統領と金委員長の首脳会談は歴史的なコラボレーションということで、全世界が二人の奏でるハーモニーに注目。そんな6月。
6月はいよいよ夏、チョコミントのシーズンですね。色味とミントの爽快さに、食感のあるチョコが入り込み奏でるハーモニー。チョコとミントのコラボレーションは習慣的な夏の風物詩です。
さて、先日こんな質問をいただきました。
「本当に下らないことに思ってしまう」よくわかります。僕も同じですね。この業界ってなぜか変な人多いですよね。
僕は相手がどうあれ、自分の信念を貫きますかね。他人の悪口には乗らない、たとえ嫌な相手でも心遣いは忘れないとか…ブログにしま文字数 #peing #質問箱 https://t.co/98b6wMgkXs pic.twitter.com/wqiMs0woyk
— おれは。@ADHD、薬剤師 (@ADHD_1234567) 2018年6月11日
ぼくも人間関係には悩みっぱなしで、前職では孤立した後に退職しました。やっぱ難しいよね。。
でも今は、比較的というかとても良好な関係を職場で築けています。ADHD全開でありながら、どのようにして職場の人間関係を構築しているのか?どうしたら改善できるかな?というポイントを、自分の失敗を振り返りながら話したいと思います。
人間関係に悩めるADHDの方は改善の参考にしてみてください。
人間関係の改善のためには自分を解放し背伸びしないこと
まず組織で孤立した経験からの学びで、ぼくが一番意識していることのお話をしよう。
それが……
「自分を解放し背伸びしない」
これだ。
もう少し具体的にいえば、自分を飾らず周りに左右されずありのままの自分でいること。そのときに意識するのが、自分の信念と心遣い。
ADHDの人は、空気が読めないとよくいわれる。でもそれって本当かな?ってぼくは思う。もちろん空気が読めないことがあるのは重々承知してるんだけど。
でもあえて空気読まないことってない?
たとえば質問者さんのように、「本当に下らないことに思ってしまう」って思い。これってとても大切な感情だと思う。
周りの人が悪口で盛り上がっているときに、自分に振られたとしよう。空気を読めば、きっとそれに同調する。多分、多くはこれ。
でもこういうときに、自分は同調しない。本当に下らないことに思ってしまうのであれば、自分はそのままを伝えるようにしている。
あえて空気を読まないんだよね。
それを続けていくと、こいつにマイナスな話をしても同調しないってのが伝わるのか、こういう悪口を自分には言ってこなくなる。もしくは悪口が大好きな人は、近寄らなくなる。
やっぱ生きてく上で、マイナスな話をするよりも、プラスな話をした方が楽しい。そういう意味でも、悪口大好きマンとは極力距離を置きたい。
これによって、もし職場で浮くなら全然いいことだと思う。一時的な悪口であれば浮かないだろうけど、自分の信念を貫くことで浮いてしまうくらい、悪口が蔓延している職場なら去った方がいい。
その判断基準にもなるわけだ。
上下関係やメンツはADHDの苦手分野。信念と心遣いでプラマイゼロに
で、上下関係やメンツを気にする人が多く、人間関係に疲れてしまうという意見については、全面的に同感だ。
ぼくは一般社会をみた後に薬局業界に入った。正直、「嘘でしょ?」って人がたくさんいる。
あいさつできないは当然として、患者さんを侮辱したり、事務さんを顎で使ったり。何を勘違いしているのか、自分は偉いと踏ん反り返っている薬剤師って多いなと思う。
一言でいえば、プライドが軒並み高い。プライドが高い!じゃなくて、軒並み高い!だ。
ぼくはといえば、信念はあってもプライドはない。それがいいかは別としても、やっぱそれが標準装備なので、プライドが高い人とは合わない。
だから上下関係やメンツを気にする人が多い、薬局業界は端的にいって合わない。
そんな中でも今の職場はとても恵まれているかなとは思う。変な人が徐々にいなくなり、働きやすい環境になってきているから。
でもボスはプライドが高い。
だから、人間関係を容易に乗り切れてるわけじゃない。そんな中で意識してるのは、やっぱり自分の信念と心遣いだ。
自分の信念は曲げない。
気に入らないことがあればハッキリ言う。下らないと思えば、下らないと言う。でも、これが意見となるか文句となるかは、日常的な心遣いにあると思う。
たとえばボスに対して「気が利かないなぁ」と思うことが日常的に多々あるんだけど、それを同じようにボスに返すことはしない。
あの人がしてくれないなら、自分もしない!ってよくあると思うんだけど、自分はこれを絶対にしないようにしている。どんなに嫌な人に対しても。
やられたら、やりかえすんじゃなくて、やられたら、やってあげる。
これを意識してる。もしその輪が広がればいいし、何より人間関係が円滑にまわるきっかけを自分から作ることができる。
やられたらやりかえすを続けていたら、絶対に人間関係は悪化する。「ボスがこうなんだから、そんなことする必要ない」と、いわれることもある。
でもこれを断ち切る。負の連鎖を断ち切るポジションを自分は目指すようにしている。
ハッキリいうけど、心遣いは誰に対しても忘れないを意識すると、人間関係はそれなりにうまくいくような気がしている。
最終的にプラマイゼロに持っていければ、それでいい。
虚像を造り自分を嘘で固めたら人間関係に息苦しくなった
ぼくがハッキリ言いつつも、心遣いを忘れないようにしているのはサラリーマン時代の過去にある。
自分の本心を常に隠し、相手が想う「理想のおれ」を常に演じ、なるべく目立たないように空気のような存在になる……
ぼくはサラリーマンのときこんな生活を送っていた。そしたら、何も楽しくないし、何より今まで楽しいと思っていたこともやりたくないという、いわゆる鬱のような状態になってしまった。
こんな状態が6年くらい続いたかな?
それでも今は楽しく働けてるから、今この状態にある人も安心して欲しい。環境を変えて、自分の意識を変えることでこの状況は必ず突破できる。
ADHDかどうかよりも愛されるキャラクターを目指すこと
サラリーマンのときに自分に欠けてた視点は、「愛されるキャラクター」なのかなと思う。
反発してるうちに孤立する、受け入れられないから自分を嘘で固める、最終的に諦めて空気のような存在になってしまう。
自分らしくいられないというのは非常に苦しい。
「イチゴの馬車で生まれ、コリン星出身です」
これを現実世界でやってしまっていたに等しい。
だから、ぼくはゆうこりんの気持ちがよくわかる。あれはぜーったいに苦しかったはずだw
虚像を造るのではなくありのままの自分を解放しつつ、心遣いは忘れない。ポイントはこれに尽きると思う。
「変態は変態でも、愛される変態でなければならない」
ぼくが大好きなケツメイシのRYOさんがいってたこの言葉。大事なことがこの言葉に詰まっている。
ADHDらしいミスを繰り返してしまっても、愛されるキャラクターであれば受け入れてもらえる。組織の一員になるのではなくて、組織にいるとなんか空気が和む存在になる。
受け身でいるのではなくて、自分が主役になり組織を回していくと人間関係も改善できると思う。
与えられたことをこなすのではなく、自ら与えていく意識を持つ。どんな小さなことでもいいから、組織に対して影響力を持つ人間を目指すと人間関係も改善できるんじゃないかな。
そのときに自分の信念と心遣いを大切にする意識を、自分は心がけている。
よっぽど変な人ばかりという環境だと難しいと思うけど、ある程度の話は通じる人がいる組織なら、自分が主役になることで変えていけると思うぞ。
おれはもうねむい。