おれはもうおなかすいた。
今日はまだブリトーしか食べてない。。
さて、おれはもうおなかすいたが、おれが病院を受診したキッカケとその後について書いてみようと思う。
ADHDを疑ったわけじゃない!病院を受診するキッカケは突然に…
受診のキッカケは若年性の認知症かという不安
僕が病院を受診したキッカケはADHDの症状が気になって…なんてことではない。ADHDという言葉は知っていたけど、自分がADHDだなんて思ったこともなかったし、ADHDについて深く調べたこともなかった。
大学卒業後に入社した会社では出張が多かった。僕が一番若かったということもあり、出張の荷造り(測定マシーンの備品の梱包など)は全部自分が引き受けていた。当時はそんなことでもミスをするなんて思ってなかったしね……
マシーンのような大きなものはいい。どうやっても忘れようがないから。でも問題はそれに付属するPCやら測定用のチップやらの備品たちだ。彼らは小さかったり、どこに置いてあるかわからなかったりで、僕を大変悩ませてくれた。
出張は地方が多くて、時には周りにコンビニすらないようなところにも行った。で、こういうときに限ってPCのアダプタを梱包し忘れていたり、マシーンを起動するためのチップを忘れていたり、必要な書類を事務所に置いてきたりしていた。。。
あぁ…おれはいったい何やってんだ。。
僕はいつもそう思っていたけど、周りはたまったもんじゃない。時には何十万の経費をかけて測定データを得るための出張に、土日返上の休日出勤をしている。当然、当時のボスにはものすごい剣幕で怒鳴られたりもした。
慌てて人里離れたところから、車をかっ飛ばしてヤマダ電気で、
「すみません!代替えになるものはありませんか?」
「どうしても!どうしてもこれを今!使いたいんです!」
「お願いします!お願いします!」
なんて天にもすがる思いで泣きながら、店員さんにしがみついたりもした。
でもこれね、1回目はもちろんうっかりミスと思う。だけど2回3回と繰り返すわけだから、僕もそこまでバカじゃないし、ボスの怒鳴りのシャウトは当然恐いしで…
2回目以降は何回もチェックしているわけですよ。調剤でいうところの目視ね。
それなのに出張先でいざ梱包をほどくと欲しいものが入ってないわけだから、ぼくはもう自分に呆れると同時に毎回毎回、出張の荷ほどきの時間が嫌で仕方なかった。
他にもね…
カフェ行ってテーブルの下にカバン置いて、そのまま帰っちゃって家の玄関で鍵開けようとしてカバンないことに気付くとか…
A店で服を買って、フラッと入ったB店で試着をしようとして、買ったものを置いて帰っちゃうとか…
ごはんやさんにカバン預けてそのまま帰ろうとしちゃうとか、トイレにカバンを置いて出てきてそのまま帰っちゃうとか…
そりゃもう、おれは大丈夫か???
って頭の中がたくさんハテナになることをサラリーマンをやりながら経験したわけ。
そんで、ちょっとした病気の知識があるもんだから、そういう人にありがちな自己診断をしちゃってね…
ずーーーーっとおれは若年性の認知症なんじゃないか?なんて思ってしまっていたわけです。
退職をキッカケに病院を受診
で、そんなサラリーマン生活に終わりを告げたとき、パートナーのすすめもあって病院を受診したわけです。
開口一番、
「ぼくは認知症のような気がするんで、MRI撮ってください」
なんて受付で自己診断結果を告げながら。
その病院がね、頭痛外来で有名なクリニックで本業は心療内科の先生だったわけです。そんで先生の診察が始まって、そこでもこのフレーズを言うわけです…
「おれは認知症だぜ」
まぁ当然先生はプロ。そんなことを自分で言う奴は認知症ではないわけです。だから開始3秒で、
「キミは認知症じゃないね」
なんて、ぼくの自己診断結果はアッサリ葬られてしまうわけです。そんでそこからは先生と対話をするような感じで…
なぜかよくわからないまま臨床心理士の先生とも対話をさせられて…って感じで待ち時間も含めてかれこれ2、3時間くらいかな?経った後に、
「キミはADHDだ」
と言われたのですよ。
病院の受診後はADHDの掻痒感と爽快感のミックス
おれがADHD?というなんともいえない歯痒さ
ADHDは正直知ってたよ?でもおれがADHD?ハァ!?このおっさんは何言ってんだ!正直そう思いました。
やっぱねこういうのはいきなり不意をつかれると受け入れられないわけですよ。でもそんなぼくを見てか先生は続けて、ぼくの幼少期の話とか親との関係とか組織で働いてきてどこに違和感を感じてどう行動したかとか、いろいろ聞いてくれたわけです。
ADHDとわかったことで肩の荷が降りたという爽快感
それでね、キミの●●な部分はADHDの人の特徴だよと教えてくれたり、ぼく自身がずっと悩んできた周囲とうまく馴染めないこととか、朝起きれないこととか…
あぁこれはADHDだからそうだったんだなぁって思えたら、なんだかすごく肩の荷がおりました。きっとこの感覚は人それぞれだと思うけど。
病院受診のキッカケよりもADHDとわかった後の自分の納得
こんな感じでぼくが受診したキッカケはADHDかな自分。。と思ったからではありません。ぼくも医療の世界を学んでいるわけで、メンタル的な分野が確定診断できないことは承知してるんですね。
特にうつ病かな?なんて思って3つくらい病院行けば、それぞれの病院で全く違うことを言われる。出される薬も全然違う!そんなことはザラであることも知っています。
ぼくは性格的に斜めに構えたり、自分の正義を貫くところがあるので、人の言うことをもともと正面から受け止めません。その場では聞いているようでも実際はまったく頭になかったり、でも自分はこう思うからいいんだ!うるせーぞ!と心の中でシャウトしたり…
そんなぼくですがADHDの診断を受けたときは、正面からすんなり受け入れられたんですね。先生の言葉がとか、診断に時間をかけて丁寧にしてくれたとか、そういう部分もあるかもしれないけど、やっぱ自分の中でストンと腑に落ちたんです。
ぼくはぼく自身でも思うほどご幼少の頃から変わっていたと思うし、誰よりも「普通が嫌い」というこだわりがあったり、とにかく生きにくくて仕方なかった。なんでおれはこんなに生きにくいんだ?と思ったこともあった。
そんな自分の中に疑問点がたくさんあって、ずっとずーっと積み重なっていてでの回答に自分の中で答えが見つかって安心したのかもしれない。
ADHDは飽きっぽいってよく言われるし、実際に自分も飽きっぽい。でもA店にいくといつもBを頼むといったように、同じものを食べ続けるとか、相反する特性もある。
普通、飽きるでしょ?ってことが飽きないといった具合に。
同じものを食べ続けても飽きないぜ!って、記事はこちらに詳しく書いたので、気になる方は読んでみてね。
診断結果が答えじゃないし、診断結果がついたからどうなるってわけではないけど、自分がずっと深く深く悩んできたことに一つケジメをつけられたという感覚にぼくは納得したように思う。
だから疑問に思っていて答えを見つけたいなら病院へ行ってみることも一つの解決策だと思う。そこでADHDと言われて、いやいやおれはADHDじゃねー!って思うなら違う病院行ってみてもいいと思う。
こういうのドクターズショッピングっていって、本来はすすめることではないけど、ことメンタル系に関しては自分が納得するまで、自分に合う先生や病院が見つかるまで転々としてもいいんじゃないかなってぼくは思う。
今日はちょっと長くなりすぎましたな…本当は受診後も書こうと思ったけど、また今度にしよっと!
ちなみに両親や兄弟はADHDなの?と遺伝が気になっている方はこちらの記事も読んでみてください!
おれはもうねむい。
私ばっかりコメントしてすいません。
よければ、また教えてほしいことがあるのですが・・・
推測で結構なのですが、ストラテラを飲むことで前職の仕事のミスは減らせることはできたと思いますでしょうか。
迫りくる時間と精度を求められる薬剤師業務は僕にとってはアウトですが、
個人的に、「事前準備」に時間と労力をかけることができる仕事においては、ミスを防ぐことは多少なりできるのかなと考えていますがいかかでしょうか。
あと、こちらも非常に気になるのですが
私にもパートナーがいまして、かなり助けてももらいながら生活しています。
前の記事のどこかで、交換ノートをつけていると書かれていましたが、それはどういったものなのでしょうか(効果の程、現在も行われてるのかなどなど)
差し支えなければ、結構ですので・・・。
連コメすいません。
宮町さん
いつもコメントありがとうございます!
コメントいただけると、やる気になるので嬉しいです^ ^
いただいた質問ですが…
1.
前職のミス文字数今の状態なら減らすことができたように思います。というのも、現在は在宅オンリーで臨時でなければ事前準備に時間をかけることができる状態、その状態で最初よりミスが減ったと感じています。
ただやはり、スピードと精度を同時に問われる臨時の対応は難しいですね^_^; 事前準備に時間をかけられる監査などは今は95%くらいはミスしないです!
2.
いいパートナーさんがいらっしゃるんですね^^
パートナーの大切さはよく主治医も言っています。交換ノートは診察の一貫で始めたもので、イーライリリーが医院に配布しているものを使用していました。
現在は使用してないですが、約1年続けましたかね!具体的にはいくつかのチェック項目(今日はミスが多かった、取り掛かるのに時間がかかったなど)を5段階で評価。1日の合計得点を記入します。
フリー欄もあり、そこには得点の理由を自分で考えて書き、それに対してパートナーからアドバイスをもらっていました。これは仕事のある日に記入するようにしていましたよ!
これをすることで、どういうときに自分がミスが多いのかやどういうときに気をつければいいのか、そういう考え方もあるのかといったパートナーからのアドバイスを参考に生活に活かせるメリットがあり、自分としてはこのノートのお陰もあって、振り返りと改善ができたように思います。
小学生の交換日記のような感じで、パートナーも楽しんでやってくれたから、うまくできたのかなと思います!
いつもご丁寧にお返事頂きまして、ありがとうございます。また参考にさせて頂きます。
リリーが出してるノートがあるんですね。
受診しないと貰えないものだとは思いますので、ちょっと調べてみて自作で出来そうならパートナーに協力してもらおうかと思います。
教えて頂いてありがとうございました。
ノートに関して、またお時間ありましたら記事にでもしてみてくださいね!他の方でも気になられてる分野だと思いますし、何より私が読みたいですので笑
宮町さん
いえいえ、こちらこそいつもコメントいただけて嬉しいです^ ^
ノート、メーカーに許諾を取ってみて、掲載許可がもし得られたらブログに載せようと思います!
ノートに関してですね!わかりました^^そういったテーマの要望もいただけると参考になります!
今後ともよろしくお願いします〜^ ^
はじめまして。
私はADHDではなくASDと診断されているのですが、ちょこちょこ共感というか、そんな事あったなぁ、思ったなぁみたいな部分があってなんだか新鮮な気持ちになりました。(物忘れ、診断されて肩の荷が下りた感、腑に落ちた、食べ物を同じもの食べてしまう、普通が嫌だとか生きにくい感等……)
特に何が聞きたいとか伝えたいという事があるわけではないのですが、こういう感覚がとても新鮮だったのでコメントさせていただきました。
桜谷さん
コメントありがとうございます!
ぼくは普通の当たり前が受け入れられないのが一番生きにくいなぁと感じます。
当たり前のことができないわけじゃなく受け入れられないというか。
我慢するとはまた違う感覚なんですよね!この感覚はなかなか理解されないので、辛いです。