ADHDの特性は個性。大人になってADHDと診断されたぼくが子供のときつまずいたこと

おれはもうおなかすいた。

 

 

今日はごはん食べてから、うなぎパイと和菓子を食べたけどまだおなかがすいている。さて、おれはもうおなかすいたが今週もブログを更新!

 

 

このブログ、読んでいただいた方からたまにコメントをもらえるようになった。コメントをもらえると継続したくなるし、純粋に嬉しい。そんな中で「交換ノート」について要望をいただいたので、メーカーの許可が取れたら写真を掲載しつつ紹介しようと思う。しばしお待ちを…

 

 

ということで今回はADHDと個性について。

 

 

 

ADHDの特性についての自己判断は難しい

ADHDの特性は個性で病態との選別は難しい

ADHDはそもそも病気なのか?と聞かれたら、病気と言いたくない気持ちもあるし、自分ではどうすることもできないことがあるのだから病気だよと思う気持ちもあるしで複雑だ。

 

 

でも一般的にADHDの特性といわれる項目は個性を表すことが多いように思う。どこからがADHDという線引きは難しいので、ぼくのこんなところがADHDの特性です!といった紹介ではなく…

 

 

・ぼくはこんな子供でした

・ぼくはこんな経験をしました

・ぼくはこんな大人になっている途中です

 

 

こんなところを紹介する形で、ADHDと診断された人の特徴を知っていただけたらと思う。自分に当てはまるから100%ADHDとは限らないけど、自分と照らし合わせて読んでもらえればと。まぁこれを一回で書いたら、何マン文字にもなるだろうしこの回でブログ終わっちゃうから、少しずつ書いていければいいかな。

 

 

ぼくがADHDの診断を受け入れられた理由

自分自身が疑問に思い生きてきたから

まずはこれ大事だよね。診断を受けたくないと思っている人の中には、ADHDという診断を受け入れられない、そうだとしても受け入れたくないと思っている人が多いんじゃないかな。

 

 

ぼくはそもそも自分がADHDだなんて思ってもなかったから、そんな気なしで突然診断されて、何言ってんだ?が最初の感想でしたが…

 

 

この辺は前のブログにも書いたけど、ぼくは最終的に診断を受けてよかった。ぼくは診断を受けるときこそはADHDだなんて思ってもなかったけど、かねてから自分自身について疑問を抱きながら生きてきたから。

 

 

〜受診のきっかけについての記事〜

 

 

だからADHDという診断名にすごく納得ができた。この辺は医療従事者であれば、だからこそ受け入れられないところや思うところはあるかもしれないけどね…ぼく自身はあまり医療従事者気質ではないから受け入れられたのかもしれないね。

 

ぼくのADHDの特性は小学校でつまずいた

知能の発達は悪くないはずだけど算数ができない

ぼくは小学校に入学するとき字が書けなかったし、書きだせば鏡文字を自然と書く子供だった。

 

 

まぁこんなものはぼくにとっては屁でもなく、レベル0。このあと算数という恐ろしい魔物にぼくは高校を卒業するまで苦しめられるのですから。

 

 

ぼくは多分、学習障害(LD)は併発していないと思う。多分…ADHDに興味のある人は見たことがあるかもしれないが、発達障害は単独の場合といろいろ併発する場合とがある。ざっくり絵にしてみると…

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こんな感じね。

 

 

ADHDだけの人もいればADHDとLDを併発してる人、ADHDアスペルガーとLDを併発してる人などさまざま。

 

 

さっきぼくは多分、学習障害じゃないっていったけど、ちょっと調べてみて…うーん。。と思った。算数でつまずいたぼくはもしかしたら、学習障害(LD)も併発しているのかもしれない。でも当時はそんなことまったく思ってなくて、ただ単に苦手なんだと思ってた。

 

 

▼参考

h-navi.jp

 

 

最終的に算数はちっともできるようにはならなかったけど、ある程度の算数はできるようになった。ハァ?どういうこと?って思うかもしれないけど、それはこうだ。

 

X:算数ができる

◎:(テストのための)算数ができる

 

 

こっちなんだよね。ぼくは今の世の流れと違って、受験万歳!の世代だから地頭のよさとかじゃなくテクニックが通用した時代。とにかく意味がわからなくても暗記できればいわゆるお勉強はなんとかなるという。

 

 

数学は暗記だ。なんていうことを誰かも言ってたけど、ぼくもそれは賛成。お勉強なんてみんな暗記だと思う。

 

 

・親がどれだけ教育熱心か

・理屈抜きでどれだけ暗記できるか

・お勉強に対して努力ができるか

 

 

お勉強のできは、上記3点でだいたい決まる。いわゆるお勉強が「デキる」タイプの人間は上記に当てはまるか、そもそも理解力があるのか、それともどこでもドアを開けてきたような奴a.k.aアタマいいのかの3タイプに大きくわかれるのではないか。

 

 

お勉強のメリットは努力をすることを学べる点だと個人的に思っているので、どこでもドアタイプ、理解力があるタイプはお勉強からはあまりメリットを受け取れないんじゃないかなと思う。

 

ADHDや学習障害(LD)は努力を身につけるチャンスがたくさん

特異な計算方法と暗記力がぼくの個性

ADHD学習障害(LD)の人はお勉強は苦労すると思う。でもここをがんばることで、社会で生きていく中での努力の基盤は築けるのかなと感じている。

 

 

ぼくは何を説明されても当時はまったく理解できなかった。時計も体積もリットルやデシリットルもちんぷんかんぷん。分度器で角度を測るやつなんて一番地獄で、測るやり方がわからなかったから、だいたいの感覚で何度かを推測するという荒行で乗り越えた。

 

 

公文式のお陰で計算だけは早くできたけど、計算も両手を使って数を数えながらの計算。これは恥ずかしい話だが、大学受験までこのスタイルだった。。サイン、コサイン…なんてことを言いながらも両手で数字を数えているっていうイカしたスタイル。

 

 

これがぼくの第一の特徴かもしれない。

 

 

暗算できないくせに計算はものすごく早かった。そして、何一つ理解できていないのにある程度の点数は取れた。なぜならものすごく暗記が得意だったから。

 

 

暗記力。

 

 

これがぼくの第二の特徴かもしれない。

 

 

文章問題も問題の意味がわからないから…

 

 

1.数字の式をまず丸暗記

2.同じような問題が出たら「1」で丸暗記した中からパズルのように数字を入れ替える

3.ひねられるとゲームオーバー

 

 

こんな感じで算数や数学を暗記して乗り越えてきた。多分この辺はもう個性な気がするよ。この辺は発達障害の子供を持つお母さんとかに向けていつか詳しく書きたいと思う。

 

 

とにかく小学校で出会った算数にぼくは大変苦しめられたのです。でもこの算数があったからこそ、努力を強いられたし努力するということを学べたのかなと思う。点数重視だった祖父の教育熱心さには疑問があるけど、努力をする下地を整えてくれたことには感謝している。

 

 

「頭がいい」という言葉に対するこだわりがぼくの個性

 

「頭いいんだね」

 

 

この言葉を気軽に使う人が好きじゃない。ぼくは人が1時間でできることを5時間かけてやって初めてできるタイプ。でも5時間かけることができる。そうすることで結果を出してきた。だから「頭いい」という言葉はその人の裏にある努力を無視する、ものすごく失礼な言葉だと思っている。

 

 

褒め言葉で使ってくれることもあるのだろうけど、ぼくには理解できない。こういうこだわりがあるところがADHDなのかもしれないが、この言葉を使われた途端ぼくは心をシャットダウンしてしまう。

 

 

教育熱心な祖父と両親の下で育ったこともあるのか、教育には関心が高い。関心が高いことに対するこだわりはやはり人よりも強い。

 

 

特性は個性であり区別や線引きはできない!ADHDは複雑だ

今回はADHDの特徴と個性を探るために、幼少期と教育についてちょっと深く掘ってみた。おまえ本当にそんな算数で薬剤師になれたのか?といわれそうだが、薬剤師になるのも全部暗記でなんとかした。

 

 

人よりも時間がかかっても、その分の時間をかけることができるのがぼくの特徴であり個性だ。でも分野によってはこれができずに飽きっぽさを発揮する。

 

 

こういう複雑な気持ちの構造がADHD最大の特徴なのかもしれないなぁ。

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