おれはもうおなかすいた(@ADHD、薬剤師)
最近、大変食欲があり年末年始の暴飲暴食期に突入している。おいしいものを食べるって幸せ!
さて、ストラテラをやめてみました!って前回お話しましたね。
あれからもやめたまんま。そんで、一つ気づいたんですよ。
あれ?そういや俺、ミスはゼロにはなってないけど、ミスしてることに気づけるようになってるって!
ストラテラを飲む前にやっていた?やらかしていたこと
まずストラテラを飲む前にやらかしていたことをお話してみよう。
サラリーマンのときの出張。
ぼくにとっての鬼門であった出張。。このときのハプニングは過去の記事にも書いた通り。
で、他にもね結構いろいろやらかしてたんだよね。
東京に住んでた頃、よく行ってたカフェがあって。
カフェの下にカバン置いて。そのまま忘れて帰って、電車に乗っても気付かず……
家まで1時間くらいだったんだけど、玄関ついてさぁ鍵あけよう!としたときに、カバンがないことに気づくとか。
トイレ入ったときとかごはん屋さんで荷物預けたときとか……
カバンをそのまま忘れて帰っちゃうとかね。
あと、エディフィスで買い物して、その足で立ち寄ったアローズにエディフィスで買ったものの買い物袋を置いてきちゃうとか。
セレクトショップのコラボレーションw
もう本当、勘弁してくれよ!
って思うような忘れものが、ストラテラを飲む前はたくさんあった。
ストラテラを飲んでから頭がシャキッとした
で、こんなミスしねーだろ!って思えたあなたは、ADHDではないのかもしれないね。
ぼくも最初はこれがおっちょこちょいだとは思わなかったし、ADHDだなんて思いもしなかった。自分は認知症なんじゃないか?って思ったから、MRI撮りに行ったんだもんね。
で、ストラテラを飲み始めてから、このおっちょこちょいは顕著に改善した。
なんかこう今まではホワホワしているというか、頭がホーーーっとしているような感じだったんだなってのが、ストラテラを飲んで初めてわかった。
やっぱストラテラ飲むとシャキッとしたんだよね。
こうクリアになるというか、なんとも言いがたい感覚を覚えた。これがよかったんだろうね。
こういう忘れ物のミスは事前に「あ!」って気づけるようになった。
そうはいっても、旅行中にカバン置いてきちゃうとか、「ハ?」ってこともストラテラを飲み慣れてからはした。
だからやっぱ飲み慣れるってのはあるのかな?って体感的には思う。
でもやっぱ一つ、ストラテラを飲む前と大きく違うのは、忘れている事実に気づけることなんだよね。
例えば、施設に忘れ物をしたら、今までなら忘れたことに気付かない。この施設にこれを持っていかなきゃいけないことを忘れていることに、言われるまで気付けなかった。
でもストラテラを飲んでからは、忘れてしまったとしても行きの車中で思い出したりとか、施設内で気付いたりとか……とにかく気付く!ということができるようになったんだよね。
これはストラテラを飲むことをやめてからも続いている。
ストラテラはいつまで飲むのかな?一生飲むものじゃない
ぼくも医療人の端くれとして、やっぱメンタル系の薬を飲んでいる人を何人もみている。
だから、自分もストラテラずっと飲み続けるんじゃないか?いつまで飲むのかなー?ってちょっと不安だった。
なんとなくDO処方するDr.をみてきているのもあって、一般の人よりも実情を知っている分、いつまでって区切りはないんじゃないか…って不安というか。
でもやっぱちゃんとしたDr.は減量も休薬も様子で考えてくれる。
ぼくのDr.もストラテラはいつまでもずっと飲むものじゃないからってずっと言ってた。ただ不都合があるなら、飲み続けた方がいいけど、補助にすぎないから必要なきゃやめようよって。
確かにストラテラは抗生剤みたいな、根本療法の薬じゃない。
ただの対症療法に過ぎないから、不都合がなきゃ飲まなくていいし、飲むべきじゃない。その不都合の程度が人によって違うだろうし、不要と感じるタイミングも違うんだろう。
ぼくの場合は、ストラテラをずっと飲んでてしばらくは早朝覚醒とかもなく、メリットしかなかった。それが段々、早朝覚醒が始まって飲むメリットよりもデメリットが大きくなった。
恐らくこれがその人のストラテラはもういらないってタイミングなのかな。
やっぱり体がいらないって訴えているような感じがする。なくても大丈夫って。
科学的な根拠はなくて、あくまでも自分の意見だけど。
でも先生にこの話を相談したら、やめてみるいいタイミングだねって言ってくれた。
どのみちストラテラでケアレスミスはゼロにはならない
前にストラテラは魔法の薬じゃないんだぜってお話したけど、この考え方は大切。
自分は薬剤師だから、薬って何か?一般の人よりもわかる。
でも一般の人からしたら、薬は治してくれるものって思っちゃうよね。この考え方をしてしまうと、ストラテラを飲むのが苦しくなる気がする。
ストラテラは症状を落ち着かせる助けはしてくれるかもしれないけど、治してはくれない。
だからケアレスミスは気を付けない限り、減らないし、どのみちゼロにはならない。
ぼくがストラテラ飲んで変わったことは、ミスしたことに気付けるようになったこと。
これがとても大きい。
ミスしてることにも気付かなければ、そのままスルーしてしまうけど、途中で気付ければ防ぐことも可能だ。
こんな書き方したら、すごい!って思うかもしれないけど、もちろん100%じゃない。
今でもミスはする。
そんなときは愛嬌でカバー!
ぼくは元々、恥ずかしがり屋だし、愛嬌もたいしてある方ではなかった。
でもこういう部分は、意識することで無理をしなくてもある程度は変われることを学んだ。
そういう意味でADHDは自分の人生を彩り豊かな方面に変えてくれたともいえる。
ADHDだとわからなければ、こういう愛嬌を持つとか、ミスしても愛されキャラを目指すとかわざわざしてない。
ADHDだとわからなくて、過去普通に暮らしてたときよりも、今は周りにも笑顔がある。
お店の人に顔覚えてもらったことなんて、一度もなかったもんね。
そう考えてもADHDって診断を受けたことはよかったことだなと思う。
2018年もたのしんでいきましょう!!
おれはもうねむい。