忘れものをしないように気をつけましょう!
小学校を経験した誰もが言われたことのある言葉だろう。
僕自身、それを言われている時代はとりわけ忘れ物が多かったわけでもなかった。
でも、忘れ物をしないように!と言われている時代の忘れ物の有無は本人レベルというよりも家庭レベルの問題だ。
親がしっかりしているとか過剰に子供のお世話をしてしまうような家庭であれば本人が本来忘れ物が多くても、それをマスクできてしまう。
僕自身、忘れ物が気になり始めたのは社会人になってからだ。
大学生の頃は誰よりも早く帰りテレビを見るというくだらなすぎる生活を送っていたため、あまり世の中との関わりがなかった。
学校のレポートなども今日何をやればいいのか教えてくれていたから、とりわけ困ったこともなかった。
でも社会人になり、自分で考えてスケジューリングして……となったとき、突如としてそれは現れた。
ミスの多発
学校という箱の中での生活と社会という箱の外での生活は似ているようでかなり異なる。
テレビをお友達としていた僕にとって、社会という世界は広すぎた。
慣れないせいもあるだろう。
気が散るせいもあるだろう。
でもそんなミスする!?というレベルのミスや回数が多かった。
自分としては謎なのだ。
決してふざけてるわけでも気を抜いているわけでもないからだ。
例としては……
●出張に持っていく荷物を詰め忘れる
●両側の棚を確認するつもりで片側忘れる
●目的地に持っていくものを忘れ手ぶらで出てしまう
●買ったものを他の店においてきてしまう
●店に預けたカバンを預けたまま帰ろうとする
●棚の下に置いたカバンをそのまま忘れて帰る
などなど……
挙げだしたら、キリがない!
だが、この忘れ物系はストラテラを飲み出してから、少し良くなったように思う。
薬剤師であるがゆえ、この手の薬はプラセボ効果も大切なのはわかっている。
でもわかっちゃってるから、プラセボ効果なんてものは働かない(笑)
それでも効いた!という実感は大切だ。
続けるモチベーションに繋がるから!
学生のうちからもっと社会と接し、人と触れ合い……という生活をしていたら、もっと早くに気づけたのかもしれない。
学校と家の往復と家でテレビをみて過ごすだけでは、気づきようがない。。
買い物も自由に使えるお金があったわけじゃないから、あまり行かなかったし……
社会人になり「忘れ物」という特性に出会ったのは、僕にとって大きな悩みとなった。
でも少しずつだが、改善できるのだ。
100%は無理でも一般的な人に限りなく近づくことはできる。
自分はADHDだからと言ってはいけない。
可能性は自分で広げていかなくちゃ!